Blog #12 新しい働き方の模索
株式会社HikataLaboを立ち上げてから、あっという間の8ヶ月になり、2025年も気がつくと残すところ2週間ほどになりました。しばらくBlogを更新することもができておりませんでしたが、この夏以降はおかげさまで昭和のアイドル歌手並みに多忙にお仕事をいただいており、それを無事に成果に繋げてご期待にお応えすることに精一杯で、とてもこのBlogにまで気が回らなかったためとご容赦ください。
さて、昨年「MRとして成功したい君に問う10の質問」を上梓してから、今年はこのBlogを通じて思うところを述べてまいりましたが、今日は少し趣向を変えたお話し「新しい働き方の模索」について、私の今年の体験についてお話しをしたいと思います。
ご存知の方も多いですが、私の実家は大分県竹田市という、ご多聞にもれず地方の過疎化が進む田舎の町にあります。そこで一人暮らしをしていた母も齢90を超えて、一昨年より施設で生活しており、長男である私はおおよそ1回/1月から2月のペースで実家に帰省する日々を過ごしております。しかし、実家に帰省している時も仕事は待ってくれるわけではないので、リモートで仕事をするわけです。
そこで、大分県竹田市にリモートワークができるWi-Fi完備の仕事場所を探すのですが、なかなかこれが帯に短し襷に長し。東京ではあたりまえに各駅にあるようなリモートワークスペースなどは期待できるはずはなく、そんな中でも、個室ブースでWi-Fiが使える施設をなんとか見つけたり、案外図書館や市民文化会館の自習スペースがWi-Fi環境もあり静かで仕事をしやすかったり。また、今このBlogを書いているWi-Fiが使えるちょっと小洒落たカフェなどを見つけてそこで仕事をしたり(写真)など、結構探せばそれなりに仕事ができることがわかってきました。それに、写真のようにのどかな自然環境が隣接するので気分が良い。また、何しろ料金が安い。先ほどの個室スペースなどは朝9時から夕方5時まで借りて利用料金700円だったりするのです。先日はその個室ブースから某社MRの終日研修を何不自由なく行ったりしました。

私と同年代の方々の地方出身者の多くは、親の介護の問題などでなかなか東京での仕事に困難を覚えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。COVID禍の中で、多くの会社がリモートワークを取り入れてきましたが、最近はその多くは再び出社することを求めてきているように思います。これからは、COVIDなどの一時的な環境の変化ではなく、また、ワーケーションなどという、ちょっとお金に余裕がある人の優雅な働き方というものでもなく、普通に親の介護などとの両立のためにこのような働き方をする人ががますます増えていくのだろうと思っております。受け入れ側の地方都市も、行政としてそのようなスペースの確保に積極的に取り組むようになってきていることを感じています。
こうして2025年は終わろうとしています。来年2026年はおそらくもっと働き方、特に仕事をする場所はフレキシブルになって、それは私のような、介護まではいかなくとも、親の生活のサポートをする者にとっての新しい仕事の仕方革命が進んでいくことと思います。

